なおの整理整頓ブログ

アウトプットの場、自分の頭の中を整理するために思った事を書きまくります。

癖がある人ほどその人の心理を知りたくなる

先日接客をしていて、ものすごく面倒なお客さんに当たった。

 

特徴としては、

 

・とにかく細かい

・なんでも自分で把握したがる

・少しのことで激怒する

・どんなに周りに迷惑をかけても気づいかない、もしくは気にしない

・しかし頭は良い

等…

 

この人を接客したいか?と聞かれたら、したいわけがない。笑

他の従業員ははみんな関わらないように振舞っている。

 

先輩が対応していたのだが、手伝いに行った僕は、

巻き込まれ、激怒された。

 

「あいつ頭がおかしいんじゃないか?」

接客後先輩と話していた。

 

「あぁいうのは適当に流して終わらせるべき」

ベテランの先輩からはそうアドバイスされた。

 

しかし妙に引っかかり、次の日もずっと考えていた。

 

その客は接客中に、隙を見ては本を読み、熱心にマーカーを引いていた。

速読法を熟知していたのだ。

頭はきっと良いのだろう。

 

1秒も無駄にしない意識の高さ

一見すると優秀なビジネスマン

 

しかし、あそこまで周りに迷惑をかけて激怒する。

 

頭が良いのか悪いのか…

 

考えた結果、その人の奥にある特徴が2つ見えた。

 

・臆病

・経験不足

 

この2つだ。

 

熱心に本にマーカーを引いていたのは、きっと何かに追われているのだろう。

不安や恐怖、これから起こる未知の物に対して焦りを覚えて。

毎日勉強しているのだろう。

 

細かいところや、何でも自分で把握したがるのもそう。

 

分からないことが怖い。

だから何ともないところや、フワッとした発言に速攻で突っかかる。

 

自分の知らないところで事が起きると、1から10まで全て説明しないと激怒する。

知らないところで何かが起こるのが、怖くて怖くてしょうがないのだ。

 

一言でいうとものすごく「臆病」

 

また、未知のものに遭遇した時の対処法が分からず、

きっと今まで新しいことにチャレンジすることから逃げてきたのだろう。

だからこそ、知らない事に遭遇するのがとにかく怖い。

 

もし未知のものに遭遇したら大騒ぎ。

プライドが邪魔して自分の責任にしたくない。

だからこそ、事前に知らない事は他人に聞いて、失敗したらその人のせいにしてめちゃくちゃに怒る。

自分は悪くない、と。

もし仮に、自分のせいになった時には、「どうやったら自分のせいにならないだろうか」という事を深く考え。

自分のせいにならないように反省しているのかもしれない。

 

そんなにプライドに傷がつくのが怖いのか?

 

まぁ、正直その人がどうなろうと知ったこっちゃない。

反面教師にして、僕は勉強させていただく。

 

しかし可哀想なのはその娘さん。

その客の隣には娘さんがいた。

激怒してる時の娘さんの顔が忘れられない…

 

年は12、メガネの大人しい子。自信がないのかマスクをして俯いていた。

お父さんと話している時も自分の意見をはっきりと言えず、ほぼ言いなりになっていた。

 

中学生、いや、大体の人は一言一句考えて意味を持たせて発言できる訳ではない。

しかし、一言でも、接続詞でも間違えると激怒する。

 

そんな人と中学生が自信を持って自分の意見を言えるわけがない。

論破されて終わるのがオチだ。

 

思春期が始まる前のぶれぶれの考えで口論して、勝てるわけがないのだ。

 

自分の意見が言えず全て親の言いなり。

娘さんが本当に可哀想だった。

 

この状態が長年、小さい頃から続くと、

意識しないと、自分で考える思考力を失っていく。

 

親は良かれと思ってやっているのだが。

その想いとは裏腹に、子供にとっては害。

 

親にために生きず、自分のために生きて欲しい。

「あの子は自分の意見を意識してるかな?あの子には幸せになって欲しいな」なんてね。

 

この出来事は人ごとではなく、自分も偉そうな事は言えない。

それが本当に正しいのか?

常日頃から僕も言動を見つめる必要がある。

 

癖のある人は一見すると面倒臭いが、

関わると学ぶべきことがたくさんある。

 

また、経験値も増えるから、若いうちにこれらの類とさらに関わっていきたいとも思った。

 

何事も経験、恐れずに立ち向かわないと。